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日比野家萱葺住宅

これぞ日本の原風景!500年続く茅葺屋根住宅と、それを見守る美しき桜たち

今なお現役!500年間受け継がれてきた茅葺屋根住宅。

里山、清流、桜、そして茅葺(かやぶき)屋根の民家。
まるで日本昔ばなしのような日本の原風景が、そこには未だ「現役」で存在しています。

清流神崎川を横目に北上していった先、左手に見えてくる茅葺き屋根の民家が「日比野邸」です。
山県市に唯一現存する茅葺き屋根の民家で、市の重要文化財にも指定されています。
今でも住居として使われており、茅葺住宅に現役で人が住んでるのは、あの白川郷とここくらいだといわれてるんですよ!

日比野家の歴史は古く、かつて平家の落人としてこの地に落ち延びてきた一族です(楠氏の子孫ともいわれています)。
以来この地に住み着き、この茅葺住宅が建築されたのはおよそ500年前(!)ともいわれています。
岐阜県内の古民家のうちでも最古の部類に入り、時代とともに増改築を繰り返しながら現在まで引き継がれてきたんです。

そんな歴史のある建物、特に茅葺屋根を維持して行くのは本当に大変なこと。
今では専門業者の手を借りて葺き替え作業をしていますが、元々は全て自分たちの手で行っていたそうです。
近隣の人たちが茅葺の技術者ばかりで、みんなで力を合わせながら葺き替えを行なってきました。
白川郷などに今でも続く「結(ゆい)」の文化が、この場所でも息づいていたんですね。

また、建物だけじゃなく、この土地自体の歴史もとっても古いんです。
周辺からは縄文時代の石器などが多く出土していり、古くから生活の場として最適な場所だったことが伺えます。
日比野邸が数々の天災にも耐え(濃尾震災も伊勢湾台風にも耐え抜いた!)、現代までその姿を維持できている秘密もその辺りにありそうですね。
住居内には近隣の九合洞窟のものも含め、縄文時代の出土品が多く展示されています。

外からの住宅の見学は基本的に自由ですが、個人宅でもありますので事前に電話しておくといいでしょう。
タイミングが合えば、家の主である日比野良和さんのお話も聞けることができます。
家のことだけでなく、昔の暮らしのことやこの地方のお話も聞けて、間違いなく貴重な体験になることでしょう。

写真スポットとしても注目!数々の桜と茅葺屋根が競演する風景。

いつ訪れても素敵な日比野邸ですが、特におすすめなのが春。
邸宅の庭には、いたるところに桜の木が植っています。
その種類も豊富で、淡墨桜、高遠桜、しだれ桜、四季桜、芋植えさくらなどがあり、それぞれが都度都度見事な花を咲かせます。
その光景はまさに「日本の原風景」といった趣のあるもので、茅葺屋根の家と桜が一緒に収まる光景は、他ではなかなか味わえないノスタルジックな世界です。

3月には庭の福寿草も見頃となり、来る者の心をさらに癒してくれます。
また四季桜にいたっては4月上旬頃と10月末頃の年2回開花するので、秋には桜の花と紅葉が同時に鑑賞できる時があるんですよ。

このように、写真スポットとしても最近注目されている日比野家萱葺住宅。
白川郷などの観光地とはまた違った、静かでリアルな日本の原風景を垣間見ることができますよ。


2021.06.24

INFORMATION

名称
日比野家萱葺住宅
所在地
岐阜県山県市谷合247-1
営業時間
9:00-16:00
※個人宅なので連絡してから訪問するとスムーズです
駐車場
約10台(看板がある住居手前のスペースか、奥の広場、または住居北の空きスペースへ)
お問合せ
058-55-2791
※転送がかかります

消毒液の設置

マスク着用

女性のイラスト
実際に茅葺屋根の家に住んだことなくても、不思議なことにここに来るといつも「ああ、なんだか懐かしいなあ」っていうノスタルジックな気持ちに浸れます。日本人のDNAが騒ぐんですかね(笑)その要因は、今でもここが現役で人が住んでいるってことにあるかもしれません。博物館とか民族資料館とかで見るより、やはり実際に暮らしの中で息づいている茅葺屋根住宅だからなんだと思います。主の日比野良和さんのお話もすごく興味深いものばかりで、昔の生活スタイルが今の時代に問いかけてくることも多くて色々考えさせられます。そしてやっぱり桜!特に僕はまだ四季桜と紅葉が同時に咲いてるのを撮影できたことがないんで、今後も日比野邸にはちょくちょく遊びに行こうと思ってますよ(笑)