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南泉寺

美濃国守護・土岐氏の菩提寺。戦国の興亡&名僧たちの息吹に思いを馳せよう!

土岐氏の菩提寺であり、多くの名僧が住職を務めてきた名刹。

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」でも話題となった土岐氏。
宿敵斎藤道三との手に汗握る覇権争いの数々は、多くの視聴者を釘付けにしました。
静かな里に佇むこの南泉寺は、その土岐氏の菩提寺です。

永正14年(1517年)、当時の守護職であった土岐政房(頼武・頼芸の父)が仁岫宗寿(じんしゅうそうじゅ)を招いて開基したもので、天文11年(1542年)に土岐氏の居城である大桑城が斎藤道三に攻められて焼失した後、天文16年(1547年)に現在の地へと移転したと言われています。
大桑城の「南の第」と呼ばれた土岐氏の邸宅があった場所とも伝わっており、昔からとても重要な場所だったことが伺えます。

また仁岫宗寿の後、後を継いだ住職が快川紹喜(かいせんじょうき)です。
快川はのちに武田信玄に招かれ、やがて武田氏滅亡の折に織田軍に焼き討ちにされ、「安禅は必ずしも山水をもちいず、心頭を滅却すれば、火も自ずから涼し」という言葉を残したという逸話が有名な僧です。
快川紹喜の後は3世 状元祖光、4世 智門玄祚、5世 大愚宗築とつづき、中でも5世大愚宗築は、3代将軍徳川家光からも尊敬され、乳母である春日局が亡くなった際の葬式の導師を依頼されたほどの人物。
その後も多くの名僧が代々受け継いできた名刹として知られています。

修復して美しくなった本堂は必見!土岐頼純公へのお参りも。

南泉寺の広い駐車場に停めるとまず目に付くのが竜宮門です。
その名の通り竜宮城の入り口のような雰囲気で、その周辺では愛らしい形の石灯籠や、そこかしこにある可愛らしい造形物を見つけるのも楽しいです。
そして要所要所に土岐家の桔梗紋があるだけじゃなく、大愚宗築の影響もあって徳川の葵の御紋も散見されます。

そして本堂に入ると、思わず「わぁ」と声が出てしまうほど美しい空間が出迎えてくれます。
実はこの本堂、2020年春に修復・改修作業が終わったばかり。
以前からある柱などはそのまま使われつつ、木の香りが漂う、とっても心落ち着く場所になってます。
本堂内では名僧たちの御位牌を拝むこともでき、歴史の息吹を感じることができます。

寺内には大桑城の戦いの戦死者の慰霊碑があり、奥の高台の一本目立つ木の麓に行けば土岐頼純公のお墓があります。
近くには歴代土岐家の総供養塔もあります。
お墓がある高台からは里の風景が一望でき、この場所で多くの戦国ファンたちが土岐家の興亡に思いを馳せています。
なお、一般公開はしていないけど、寺宝として土岐頼芸公の作と伝わる鷹画(市指定重要文化財)であったり、快川紹喜頂相、大愚宗築頂相、土岐頼純公肖像なども所蔵されています。


2021.03.19

INFORMATION

名称
南泉寺
所在地
岐阜県山県市大桑2358-2
営業時間
9:00-16:00
駐車場
約60台
お問合せ
0581-27-2155
女性のイラスト
美濃の歴史を語る上では外せない土岐家!国盗り物語や麒麟がくるの舞台となった場所でもあり、そこにいるだけで歴史のロマンを感じることができます。南泉寺周辺には他にも四国堀や六万墓など、当時にゆかりがある場所も多く点在し、土岐家の氏神でもある十五社神社もあります。近くの四国山香りの森公園でレンタサイクルを借りて、それらの歴史コースを巡ってみるのが僕的なオススメ!戦国時代に思いを馳せながら、里ののんびりとした空気も感じていって欲しいですね!