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三名山(釜ヶ谷山・舟伏山・相戸岳)

山が楽しい山県市!舟伏山・釜ヶ谷山・相戸岳を登って認定証をもらおう!

山県市が誇る三つの名山!全てに登頂すると認定証ももらえる♪

「山県市」っていう名前の通り、市内には素敵な山がいくつかあるんですよ。
中でも「山県三名山」と呼ばれる三つの山は、気軽に登れるうえ景色も最高!
市内外からも多くの登山ファンが訪れ、地元の人からも愛されている名山たちです。

山県三名山とは、標高1,000mを超える「舟伏山(ふなふせやま)、甘南美寺の奥の院にもあたる「釜ヶ谷山(かまがたにやま)」、そして山頂からのパノラマ展望を楽しめる「相戸岳(あいどだけ)」の三つの山のこといいます。
それぞれに違う特徴を持っているから、全部回ってもまったく飽きることはありませんよ♪

山県市では「名山めぐり」と銘打って、山県三名山すべてを登頂したら認定証と粗品を進呈しています。
それぞれの山の山頂に設置されている「山県さくら(山県市のPRキャラクター)」の看板と一緒に記念写真を撮って、市役所へメールまたは郵送すると認定を受けることができますよ。
これは励みになりますね!

※現在名山めぐり事業は新型コロナの影響で一時中止になっています。再開に関しては、まちづくり・企業支援課までお問い合わせください。

1,000m越えの名山"舟伏山"!イワザクラが咲く人気の山です♪

三名山の中で最も標高が高く(1,030.3m)、ぎふ百山にも選ばれている舟伏山。
読んで字のごとく、舟を上から伏せたようななだらかな山頂部が特徴的で、遠目で見てもその姿はわかりやすく確認できます。
この舟伏山、実はかつては海の中にいた石灰岩質の山で、今でも化石が落ちていることもあるんですよ。

また、舟伏山には希少なイワザクラが自生していることでも知られています。
山県市では「イワザクラ保護条例」が施行されており、勝手に採取することは厳しく禁止しています。
イワザクラの他にも舟伏山は春の山野草のメッカとしても知られており、カタクリ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、リンドウなどを鑑賞することができます。

登山の起点となるのは「あいの森」の駐車場。
駐車場は広く、トイレもあります。
ここからは東ルートと西ルートのどちらかを選べるのですが、現在東ルートは土砂崩れのため封鎖中。
初めての人は西ルートのピストンがおすすめです。

山頂までは約2時間ほどの行程。
途中、石が祀られている「阿弥陀仏」や、休憩に最適な「展望台」、そして広々とした「小舟伏山」の山頂を越えていきます。
道はおおよそ綺麗に整備してあって登りやすく、杉林を過ぎて雑木林のエリアに入ると、一気に空がひらけて本当に気持ちのいい登山を楽しめます。
新緑の時期や、紅葉の時に来たらとってもに美しいですよ。

舟伏山山頂はだだっ広く開けており、濃尾平野側の展望が壮大に開けています。
北側は多少雑木林に隠れていますが、能郷白山が迫力のある姿を見せてくれます。

ここでのんびりとお弁当を食べ、元きた道を下山しましょう。
下山時は落石を落とさぬよう、慎重に下山するようにましょう。

"釜ヶ谷山"は甘南美寺の奥の院!道中の33体の石仏がかわいい♪

伊自良湖の北西にある、「釜」をひっくり返したような形の山が「釜ヶ谷山(696m)」です。
伊自良湖畔の名刹「甘南美寺」の奥の院にあたる山で、観音像伝説(甘南美寺のページ参照)がある由緒ある山になります。

伊自良湖を北上した先、手前にある「登山者臨時駐車場」か、より登山口に近いキャンプ&BBQ場「アンバイエ」の有料駐車場に停めて登山スタート。
トイレは手前にある伊自良湖の綺麗なトイレで済ませておきましょう。

西に進む「奥の院コース(片道約2時間)」と、北から回り込む「やまびこコース(片道約4時間)」の2コースがあって、両コースをつなぐ「龍神コース」などもあります。
一般的には奥の院コースのピストンか、下りに龍神コースを利用しての周回コースが多いようです。

奥の院コース上には、かつて僧たちが修行をしたという「行者岩」や、33体の「石仏」などがあり、飽きることがありません。
何よりそこかしこに登場する石仏たちが、みんななんともいえずかわいいお姿なんです♪
一体一体表情も違って個性があり、次はどんな石仏が出てくるかなぁなんてワクワクしながら登ことができますよ。

山頂はこじんまりとした広場で、避難小屋もあります。
山頂からは金華山や舟伏山が望むことができ、天気がよければ濃尾平野から恵那山、赤石山脈、木曽山脈まで眺めめることができますよ。

全体に整備が行き届いて登りやすい山ですが、梅雨の時期にはヒルが多く出ます。
ヒル避けのスプレーや、塩(ヒルを引き剥がす用)などを持っていくといいでしょう。

パノラマ眺望のご褒美がある"相戸岳"!白山神社の大杉も必見です。

相戸岳は三名山の中で最も低い671.7mの山で、続ぎふ百山に選ばれています。
地元住民は、古くからこの山を「神の住われる山」として大切に崇めてきました。

6台ほど停められる教龍寺の駐車場に降り立つと、誰もがまず思わず天を見上げてしまいます。
そこには「相戸白山神社大杉」という見事な大杉(高さ40m以上、太さ4m以上)があって圧巻の光景が展開しています。

そこを起点に、登山道は西ルートと東ルートに分かれます(ともに山頂まで片道約1時間半)。
西から登って東から降りる周回ルートが人気です。

登山道はよく整備されていますが、時折急登の箇所が出てきます。
ただ頑張ってその急登を越えて尾根に出ると、非常に気持ちのいい道が山頂まで続きます。
やがて日本の国旗がはためく山頂に到達すると、いきなり一気に視界が開け、360度のパノラマ絶景が広がります。
急登でがんばった分、その報われ感は爽快のひとことです!
山頂からは高賀三山をはじめ、舟伏山や伊吹山、天王山、恵那山等の素晴らしい展望が望めますよ。

山頂には石のテーブルと丸太の椅子などもあって、ここで食べるランチは最高です。
下山は落ち葉に足を取られないよう、杖などをうまく使って気をつけて下山しましょう。


2021.03.27

INFORMATION

名称
舟伏山
釜ヶ谷山
相戸岳
所在地
舟伏山 :岐阜県山県市神崎
釜ヶ谷山:岐阜県山県市長滝
相戸岳 :岐阜県山県市柿野
駐車場
舟伏山 :約20台程度
釜ヶ谷山:臨時駐車場  約10台程度
相戸岳 :教龍寺駐車場 約6台程度
お問合せ
0581-22-6831(山県市役所まちづくり企業支援課)
URL
https://www.city.yamagata.gifu.jp/site/sakura/1145.html
女性のイラスト
実はわたし、山県三名山の登頂認定者なんですよ(エッヘン)!この三山は、登るのにそんなに時間がかかるわけでもないのに、山頂から得られる眺望は大満足のものばかり!コスパ最強の三山です(笑)これから山登りを始める人や、お子さん連れで登るにはちょうどいいですよ。三山とも、それぞれ見られるお花も違ってたりして、何度登っても飽きることがありません。私が一番好きなのはやっぱり舟伏山!雑木林ゾーンに入ってからの、石灰岩質の山独特の風景がほんと大好き。広々とした山頂は、そこにいてランチ食べてるだけで心から幸せになります。正直もっと有名になってもいいと思う、山県市が誇る名峰ですね!